知り合いが出来た節税を真似する
職業柄(税理士)、節税に関してよく相談を受けます。その中で「知り合いがこいう節税をしてトクをしたから、私もしたい」というものがあります。これが実は非常に、くせものです。ありきたりの節税だけど、相談にこられた方が単に知らないだけだったという場合は、問題ありません。「やったらいいじゃないですか」で、相談が終わります。そうではない場合が問題です。つまり、「知り合いがこいう節税をしてトクをした」というのが、本当は「知り合いがこいう脱税をしてトクをした」の場合です。こういうのは勧められません。相談に来られた方も脱税の意思はなく、単に節税をしたいだけです。また、その知り合いという人も、脱税の意思がなく節税だと思ってやっている場合もあります。けれど、プロからすると、それは節税ではなく脱税なんだよということが多いのです。税務署に何も言われなかったや、税務調査で問題にならなかったと、反論する人もいます。ただ、それは単にラッキーだったということです。税務署も忙しいところなので、脱税を100%みつけることはできません。これは、怠けているわけではなく、とても忙しいからです。犯罪を100%警察がみつけることができないことと一緒です。単に税務署に見つからなかっただけの脱税を、「知り合いがこいう節税をしてトクをしたから、私もしたい」というのは危険ですので、お勧めできません。あなたの番では、みつかる可能性があるのですから。